いりふねてい せんゆう

入船亭 扇遊 いりふねてい せんゆう

  • 1953(昭和28)年 静岡県生まれ
  • 1972(昭和47)年 入船亭扇橋に入門 扇ぽうを名乗る
  • 1977(昭和52)年 二ツ目昇進 扇好と改名
  • 1985(昭和60)年 真打昇進 扇遊と改名
  • 1992(平成04)年 「入船亭扇遊独演会」にて
    文部省芸術祭賞受賞
  • 2010(平成22)年 落語協会理事に就任
  • 2018(平成30)年 平成29年度芸術選奨文部科学大臣賞
    (大衆芸能部門)受賞

物心ついた頃から落語に親しみ、高校時代になると新宿の寄席に通いはじめ、覚えた落語をクラスで披露することも。卒業後、「やさしそうだから」という理由で、九代目入船亭扇橋に入門。
二ツ目昇進後からめきめきと頭角を現し、1983(昭和58)年には、NHK新人落語コンクール優秀賞と、国立演芸場若手花形演芸会金賞の二つの賞を獲得。大きな注目を集める。
二ツ目になってすぐスタートさせた、古今亭志ん輔との二人会は、現在まで35年以上続いている。瀧川鯉昇、柳家喜多八との三人会も人気が高い。

淀みなく安定感のある語り口と、明るく良く通る声と粋な芸風が持ち味。江戸の大店の旦那から、気っ風のいい職人、艶っぽい女性まで登場人物をリズミカルに演じ分ける。得意ネタは「模索中」と語る扇遊だが、軽い噺から大ネタまで噺の面白さを巧みに引き出し、観客を江戸情緒あふれる世界へたちまち引き込んでしまう。古典落語の実力派がついに二度目の登場。