やなぎや こまん

柳家 小満ん やなぎや こまん

  • 1942(昭和17)年 神奈川県生まれ
  • 1961(昭和36)年 八代目 桂文楽に入門 桂小勇と名乗る
  • 1965(昭和40)年 二ツ目昇進
  • 1971(昭和46)年 文楽没後 五代目 柳家小さん門下へ
  • 1975(昭和50)年 真打昇進 三代目 柳家小満んを襲名

八代目桂文楽の高座に魅せられて東京農工大学を中退し、落語の世界へ飛び込む。
“戦後最高の名人”と絶賛される師の芸を貪欲に吸収しながら、自身の話芸を磨き上げる。
師匠没後は、柳家小さん門下へ移籍。その後も精進を重ね、NHK新人演芸コンクールで最優秀賞を受賞し、1975年に真打昇進で三代目柳家小満んを襲名した。

得意ネタは「宮戸川」「居残り」。それぞれの師匠から端正な芸風と滑稽味を譲り受けており、てらいのない語り口で聴衆を引き込む。円熟の域にある高座姿には品格があり、『落語家の中の落語家』との定評をもつ。1994年からスタートした出身地・横浜での独演会はすでに100回を超えている。

俳句を愛し、絵や書をたしなむほか、落語界では屈指の食通として知られている。
主な著作は、桂文楽の芸と素顔に迫る『べけんや が師、桂文楽』、落語ゆかりの地を深く知ることができる『江戸東京落語散歩 ~噺の細道を歩く』。